構造化の考え方
構造化とは、言うが易し、行うが難しな言葉だ。
試しに「人間」という言葉を構造化してみよう。
下記の図を見てほしい。
この構造化はどうだろうか?
無事、構造化されているだろうか?
これだけでは、構造としては、深度が浅い。
もう一段掘り下げてみよう。
みないな掘り方もできるだろう。
逆に構造を上に上ることもできる。
つまり、
ある「モノ」や「コト」を構造化していくに当たっては、
下へ下へと掘り進める動きと、上へ上へと昇っていく動きがある。
さらに横へ広がっていく動きもある。
性別などを例に出すと、昨今、男性女性だけではなく、
12のパターンがあるともいわれている。
性自認・性的指向の12パターン 出生の性 性自認 性的指向 概要 男 男 男が好き 男性同性愛者:ゲイ 男 男 女が好き 男性異性愛者:男性ヘテロセクシュアル 男 男 男女両方が好き 男性両性愛者:男性バイセクシュアル 男 女 男が好き 女性異性愛者:トランスジェンダー(MtF)かつ女性ヘテロセクシュアル 男 女 女が好き 女性同性愛者:トランスジェンダー(MtF)かつレズビアン 男 女 男女両方が好き 女性両性愛者:トランスジェンダー(MtF)かつ女性バイセクシュアル 女 男 男が好き 男性同性愛者:トランスジェンダー(FtM)かつゲイ 女 男 女が好き 男性異性愛者:トランスジェンダー(FtM)かつ男性ヘテロセクシュアル 女 男 男女両方が好き 男性両性愛者:トランスジェンダー(FtM)かつ男性バイセクシュアル 女 女 男が好き 女性異性愛者:女性ヘテロセクシュアル 女 女 女が好き 女性同性愛者:レズビアン 女 女 男女両方が好き 女性両性愛者:女性バイセクシュアル これはほんの一部であり、全てではない。それほど様々な性自認、性的指向が存在する。
なお、性指向は出生時の性別ではなく性自認から判断する。
そして、切り口も大切だ。
構成要素・プロセス・時系列で捉えるのか、複数の切り口が存在している。
何の目的のために、構造化するかを設定し、
抜け漏れ無く実現することにトライしていきたい。
構造化の考え方も後々構造化して整理していきたい。